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ジャイアントケルプ
オオウキモ
主な原典=実在確認
性質 |
アメリカの南(カリフォルニアあたり)からメキシコの北ほどに面する太平洋岸に生息する世界一巨大な昆布。最大では50メートルにもなる。
海底の岩に付き、海面までどんどん成長していく。成長のスピードも速く、一日で50センチも伸びることもあるそうだ。海面に達したら、水面を覆うように成長していく。
もちろんこれ程巨大な海藻が群生していれば、その海の中はまるで別世界のジャングルのようになる。そんな「ケルプの森」とも呼ばれるジャイアントケルプ群生地には、多種多様な生物が住み着く。
アワビなどの貝や、蟹、魚、ウニなど小さなものからラッコのような哺乳類までがケルプの森の生態系を形作っているのだ。ちなみにラッコはこのケルプの一部を体に巻き付けて眠る。波に流されないための工夫らしい。
現在 |
このジャイアントケルプ、その姿が壮大なため見てみたい人が多いのだろう。実際の海だけでは無く現在では水族館でも見ることができる。
アメリカはカリフォルニア州にあるモントレー湾水族館にはジャイアントケルプの森を再現した水槽があり、とても人気を得ている。
また、大阪にある水族館の海遊館にも規模は小さくなるが、大きな海藻の入った水槽がある。こちらのケルプは良くできているが人工の模型であるようだが、雰囲気は感じられるはず。
さらには、このジャイアントケルプの特徴からアイデアを得て新たな発電機も生まれた。いわゆるネイチャーテクノロジーや自然模倣科学と呼ばれるものの一種だ。
海藻が波によってゆらゆらとし揺れるようにこの発電機も揺れ、それによってタービンを回して発電するという。
また、波によるねじれなどの強い力を受けても発電機が地面から取れないように、ケルプが岩にくっついている根のような部分も参考にしている。
ちなみに |
こんな見ていて楽しいジャイアントケルプだが、やはり注意しなければいけない事がある。それは事故だ。ジャイアントケルプはとても長いためケルプの森を泳いでいるとき、絡まってしまう事も無くはない。そしてその場合溺れてしまうことは簡単に想像できる。海で安全に注意するのは当たり前だが、特にこのような絡まる障害物のある海では細心の注意をお忘れ無く。
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